なぜ「いい戦略」は現場で動かないのか。コンサル思考の限界と突破法

勝手に企業診断

最近、自分の企業診断を振り返っていて、少し見えてきたことがある。

方向性は悪くない。

  • 老舗の歴史
  • サミット採用実績
  • 顧客資産
  • 職人技術
  • EC化
  • インバウンド展開

企業の「武器」は拾えている。

つまり、事業の核は見えている。

でも、まだ足りない。

戦略が“現場の武器”になり切っていない。


強みはある

企業の固有資産を見つける力はついてきた。

例えば、

  • 200年続く老舗の歴史
  • 天皇献上の実績
  • サミット採用技術
  • 長年の顧客資産

これらは、簡単には真似できない。

「時間でしか作れない資産」だ。


でも、言葉がまだ甘い

弱点は明確。

言葉が抽象的。

  • 高品質
  • 高級
  • ブランド強化
  • LTV向上

間違ってはいないが、刺さらない。

理由はシンプル。

誰でも言えるから。


「高品質」では、誰も動かない

例えば和菓子。

「高級和菓子」では弱い。

本来はこう書くべきだ。

法人の周年記念や上場祝いで使われる3,000円以上の手土産

ここまで具体化して初めて、売り方が見える。

戦略は、顧客が財布を開く理由まで落とす必要がある。


供給制約は弱みではない

「作れる数が少ない」

「職人が足りない」

これを弱みと考えていた。

しかし違う。

供給制約は戦略になる。

  • 予約販売
  • 数量限定
  • 小ロット高単価
  • 納期コントロール

たくさん作れないなら、たくさん売らない。

高く、狭く、確実に売る。


本当に必要なのは「切る判断」

つい、こう考える。

  • 標準化
  • 効率化
  • データ化

しかし、それだけでは不十分。

必要なのは、

切る判断。

  • 低粗利商品の廃止
  • 赤字チャネル撤退
  • SKU削減
  • やらない顧客の選定

減らさない限り、利益は変わらない。


KPIは「行動」にする

よくある間違い。

  • リピート率
  • 売上比率
  • LTV

これらは結果。

必要なのは、

現場が明日動ける数字。

  • フォローメール送付率
  • 提案資料送付件数
  • SKU削減数

「やったかどうか」が分かる指標にする。


戦略は順番で決まる

施策を並べると失敗する。

  • EC
  • 法人
  • インバウンド
  • 海外

ではなく、順番。

例:

体験 → 顧客育成 → データ蓄積 → 高単価提案 → 法人展開

前の施策が次を支える構造にする。


結論

今の自分は、核は見えている。

ただし足りない。

  • 具体化
  • 行動への分解
  • 捨てる判断

この3つが入れば、戦略は変わる。


最後に

「いい戦略」と「動く戦略」は違う。

いい戦略は、納得できる。

動く戦略は、行動が変わる。

目指すべきは後者。

そのためには、きれいな言葉を捨てる。

具体に落とす。

そして、切る。

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