「分析が浅い」と言われて、少しだけ見えたもの

成長・マインド

最近、あるフィードバックをもらった。

かなり鋭かった。

正直、少し刺さった。

でも、たぶん今の自分に必要な視点だったと思う。


企業分析を続けてきた

私はここ数年、企業分析やKPIツリー、事業構造の整理をずっと続けてきた。

  • 運送業
  • 食品卸
  • 製造業
  • 老舗企業
  • 地方企業

色々な会社を見ながら、

  • この会社の強みは何か
  • どこに利益構造があるのか
  • 何を伸ばせば価格競争から抜けられるのか

そんなことを毎日のように考えている。


企業の本質を捉えることは、少しできるようになった

ありがたいことに、

  • 企業の本質を捉えるのが上手い
  • 存在意義を見抜く力がある

そんな評価をいただくことも増えた。

例えば、ただの卸会社ではなく、

価値を編集する会社

として見る。

ただのレンタル会社ではなく、

初心者を安全に成功体験へ導く会社

として見る。

こうした再定義をするのは、確かに好きだ。

単なる機能ではなく、

その会社が社会でどう存在するか

を考えるのが面白い。

ただ、そこで終わると、まだ浅いらしい。


頑張れば解決できる話に落としていた

指摘されたのはここだった。

私は原因分析をするとき、

  • 価値を伝えきれていない
  • 営業力が弱い
  • 認知が足りない
  • 提案が不足している

という、

人の努力の話

に寄りがちだった。

でも本当に見るべきは、そこではないらしい。


努力不足ではなく、構造上そうなりやすい

例えば、価格競争から抜けられない理由。

私は最初、

高付加価値提案が弱い

と思っていた。

でも本質は違う。

そもそも、

  • 誰が価格決定権を持っているのか
  • 最終顧客データを誰が持っているのか
  • 在庫リスクを誰が負担しているのか
  • どこが交換可能になっているのか

こういう構造が問題だったりする。

つまり、

努力不足ではなく、構造上そうなりやすい

という話。

ここはかなり大きな気づきだった。


法人向けに売る、では雑すぎる

もう一つ刺さったのがこれ。

私はよく、

  • 法人向けを強化するべき
  • 高付加価値市場へ展開するべき

と書いていた。

でも、それだけでは、ほぼ何も言っていないのと同じらしい。

確かにそうだ。


誰に、どんな瞬間に、何を解決するのか

例えば登山サービスなら、

福利厚生向け

では弱い。

そうではなく、

  • 若手社員の離職が増えている
  • オンライン中心で関係性が希薄
  • 管理職候補の横連携が弱い

そんな会社に対して、

共同登山によるチームビルディング

として売る。

ここまで具体化して、初めて戦略になる。

誰に。

どんな瞬間に。

どんな感情で。

何を解決するのか。

ここまで掘る必要がある。


DB化します、はほぼ伝わっていない

これも痛かった。

私はよく、

ノウハウをデータベース化する

と書いていた。

でも、それだけでは抽象的すぎる。

例えば製造業なら、

  • 不具合発生時の温度
  • 粘度
  • 機械設定値
  • 担当者
  • 発生ロット
  • 対処方法
  • 再発有無

こういうものを蓄積して、次回見積や品質改善に使う。

ここまで書いて、初めて実務になる。

たしかに経営者は、

「で、何を入れるの?」

と思う。

ここが抜けていた。


最近、一番変わった視点

最近、自分の中で変わってきたのは、

需要を増やせば良い

ではなく、

どこで壊れるか

を見るようになったこと。

例えば、人気商品を売りすぎると、

  • 品質が落ちる
  • 属人技術が限界になる
  • 納期が崩れる
  • 在庫が積み上がる
  • 現場が疲弊する

つまり、

伸ばすほど弱くなる会社もある

ということ。


供給制約を見るようになった

だから今は、

  • 供給制約はどこか
  • ボトルネックは何か
  • 再現可能か
  • 属人化していないか

を見るようになった。

これは以前より、かなり経営に近い視点になった気がする。


今、自分に足りないもの

結局、私は、

物語を作る力

は強いのだと思う。

その会社の価値を再定義し、未来を描くのは好きだ。

でも、そこに、

  • 冷徹な事業構造
  • 商流
  • 利益配分
  • 供給制約
  • 具体データ項目
  • 運用設計

を入れないと、実際には動かない。

逆に言えば、そこまで降りられるようになると、かなり強い。

最近はそう感じている。


分析は、いい話を書くことではない

分析は、いい話を書くことではない。

現実を直視しながら、

それでも勝てる構造を探すこと

なのだと思う。

たぶん、そこが本番なのだと思う。

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