AIを先生にして毎日企業分析を続ける。本当に成長しているのだろうか

成長・マインド

最近、毎日のように企業分析をしている。

企業の歴史を調べ、

強みや課題を整理し、

勝ち筋を考え、

短期・中期・長期の戦略を描く。

そして、KPIツリーを作る。

その繰り返しである。

もう何十社、いや100社以上は分析してきたと思う。

でも、時々ふと疑問に思う。

この繰り返しは、本当に自分の力になっているのだろうか。

実践ではなく、シミュレーション

正直に言えば、今やっていることは実践ではない。

あくまでシミュレーションである。

本物の経営者を相手に提案しているわけでもない。

提案した戦略が成功したかどうかも分からない。

経営者から厳しい反論を受けるわけでもない。

だから、

「所詮は机上の空論ではないか。」

そんな気持ちになることがある。

私の講師はAI

さらに少し変わっているのは、私の講師がAIだということだ。

分からないことがあれば質問する。

分析を書けば採点してもらう。

論理が飛んでいれば指摘してもらう。

別の考え方を教えてもらう。

この学び方をしている人は、まだそれほど多くないように思う。

昔なら、こうした指導を受けるには経験豊富なコンサルタントや経営者に教わるしかなかった。

今は、それを毎日、何度でも繰り返せる。

便利な時代になったものだと思う。

でも、成長は見えにくい

それでも不安になる。

毎日やっているのに、自分では成長がよく分からない。

筋トレもそうだ。

毎日鏡を見ても、昨日との違いはほとんど分からない。

英語もそうだ。

毎日勉強していても、ある日突然話せるようになるわけではない。

成長とは、少しずつ積み重なるものだから、自分では見えにくい。

企業分析も同じなのかもしれない。

振り返ると、見えるものがある

最近、昔の分析を見返す機会があった。

すると、自分でも驚いた。

当時は商品や技術ばかりを見ていた。

今は、その会社の存在意義や利益構造を考えるようになっている。

強みも、

「顧客が多い」

ではなく、

「顧客に選ばれ続ける能力」

として考えるようになった。

戦略も、

思いつきを並べるのではなく、

短期・中期・長期が一本のストーリーになるよう意識している。

昔の自分には見えていなかったものが、今は少しずつ見えるようになっている。

成長していないと思っていたが、実は少しずつ景色が変わっていたのだ。

AIは答えを教えてくれる。でも…

AIを使っていて感じることがある。

AIは答えを教えてくれる。

論理の矛盾も指摘してくれる。

改善案も示してくれる。

でも、本当に価値があるのは、その答えではない。

何度も考え、書き直し、自分なりに納得するまで試行錯誤する時間である。

もし最初から答えだけを見ていたら、おそらく身につかなかっただろう。

AIは先生であり、採点者でもある。

しかし、考えることだけは代わってくれない。

だからこそ、この学び方には意味があるのだと思う。

繰り返しは、本当に力になるのか

結局のところ、

繰り返しが力になるのかという問いに、まだ答えは出ていない。

ただ、一つだけ言えることがある。

もし半年前の自分が、今書いている分析を読んだら、

「こんな視点で企業を見るのか。」

と驚くと思う。

そして半年後の自分は、今日の分析を見て、

「まだ浅いな。」

と思うかもしれない。

そうやって、自分の現在地を少しずつ更新していく。

それが学ぶということなのだろう。

だから明日も、私は企業分析を書く。

劇的な変化を期待してではない。

いつか振り返った時に、

「あの繰り返しが、自分を作っていた。」

そう思える日を信じているからだ。

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