中小企業診断士という資格は、不思議な資格だと思う。
世間的には、「難関資格」として扱われることが多い。
実際、簡単には受からない。
勉強範囲も広い。
経営、財務、マーケティング、組織、人事、生産管理、IT。
かなり幅広い知識が求められる。
しかも、一次試験を突破しても、二次試験がある。さらに、実務補習や実務従事もある。
だから、合格できる人は、一般的には、「賢い人」と見られることが多い。
確かに、それは間違っていないと思う。
自分は、地頭が良いタイプではない
ただ、私は昔から、自分のことを「地頭が良いタイプ」だと思ったことがない。
頭の回転も速くない。
会話で瞬時に返せるタイプでもない。
テレビを見ていても、「今、何の話をしているんだ?」となることも結構ある。
記憶力も高いとは思わない。
正直、「自分は優秀だ」と思ったことは、ほとんどない。
独立して、本当にやれるのか
だから時々、怖くなる。
こんな自分が、独立なんてしてやれるのだろうか、と。
会社という看板がなくなった時、本当に通用するのか。
自分には、そこまでの力があるのか。
不安になる。
それでも、自分は積み上げ型ではある
ただ一方で、こうも思う。
私は、才能型ではない。
でも、積み上げ型ではある。
分からなければ調べる。
考える。
繰り返す。
失敗する。
また考える。
その繰り返しは、それなりにやってきた。
多分、診断士試験も、そうやって通ってきた。
地頭が良いから受かった、という感覚はない。
むしろ、「しつこく積み上げた」感覚の方が強い。
独立に必要なのは、考え続ける力なのかもしれない
そして実際、仕事も最後は、そこなのではないかと思う。
もちろん、センスがある人は強い。頭の回転が速い人も強い。
でも、独立して長く続く人は、結局、「考え続けられる人」なのではないかと思う。
不安が消えたわけではない。
今でも怖い。
だが、結局最後は、やってみないと分からない。
これは本当にそう思う。
失敗するかもしれない。うまくいかないかもしれない。
でも、やらなかった後悔の方が、多分、自分は大きい。
だから、怖いけれど、前には進もうと思っている。
まだ、道半ばだけれど。

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