ホームページ制作会社と聞くと、こういうイメージがある。
- 価格競争が激しい
- 納期に追われる
- 疲弊しやすい
実際、多くの会社がこの構造から抜け出せていない。
でも、この会社は違う。
営業しないのに、年間500件の依頼。
しかも、その9割が紹介と口コミ。
なぜそんなことが起きているのか。
そこに、かなり再現性のあるヒントがある。
出発点は「典型的なブラック企業」
リーピーは、もともと理想とは真逆だった。
- 朝から晩まで働く
- 土日も稼働
- 完全にブラック
「地方にWebを広めたい」という志とは裏腹に、現実は疲弊していた。
転機は、かなりシンプルだ。
「会社を成長させるか、家族を大事にするか」
この問いに対して、
「両立する」
と決めた。
ここからすべてが変わる。
働き方を変えたら、売上が伸びた
普通はこう考える。
働く時間を減らしたら、生産性は落ちる。
でもこの会社は逆だった。
- 働く場所と時間を自由化
- 男性の育休を義務化
- 情報共有を徹底
これにより何が起きたか。
チームで仕事を回せるようになった。
- 誰かが休んでも止まらない
- 属人化しない
- 助け合いが前提になる
結果として、
- 残業は減る
- 品質は安定する
- 社員の余裕が生まれる
そして一番重要なのはここだ。
顧客視点が生まれた。
「早く作る」ではなく「納得してもらう」
この会社のスタンスは明確だ。
納期は自分たちで決める。
普通は逆だ。
顧客に言われた納期に合わせる。
でもこの会社は違う。
顧客は「早さ」ではなく「納得」を求めている。
この前提に立っている。
だから無理な短納期を受けない。
結果として、
- 社員が疲弊しない
- 品質が上がる
- 顧客満足が上がる
そして、
口コミが増える。
本当の強みは「ホームページ制作」ではない
この会社の本質はここだ。
ホームページを作っているわけではない。
- ターゲットを整理する
- 魅力を言語化する
- 戦略に落とし込む
つまり、
企業の価値を設計している。
だから差別化できる。
価格競争にもなりにくい。
売り方も変わった
昔はこうだった。
- 営業する
- 案件を取りに行く
今はこうだ。
- 口コミ
- 紹介
- 問い合わせ
完全にプル型。
これは偶然ではない。
価値を出した結果、営業がいらなくなった。
ただし課題もある
いい話だけではない。
課題も明確だ。
① 人材確保
地方は人が集まりにくい。
② 上流ノウハウの属人化
戦略設計が個人に依存している。
③ 売り切り構造
制作して終わりになりやすい。
次の打ち手は「再現性」と「継続収益」
ここからが重要だ。
方向性はシンプル。
① 上流ノウハウの標準化
- ヒアリング項目の体系化
- 業種別パターン化
- 過去事例のDB化
これを進めることで、
誰でも一定レベルの提案ができる状態を作る。
② LTVモデルへの転換
- アクセス分析
- 改善提案
- 継続支援
つまり、
作って終わり → 成果が出るまで伴走
このモデルに変える。
③ SaaS化
最終的には、
- 成功パターンの仕組み化
- ツール化
ここまで行ければ、
人に依存しない収益構造になる。
この会社の勝ち筋
整理するとこうなる。
戦略設計 × 高単価制作 × 継続支援 × 生産性
単なる制作会社ではない。
“企業の価値を設計する会社”
になっている。
最後に
この会社の本質は、働き方改革ではない。
構造を変えたこと。
- ブラック → チーム型
- 営業 → 口コミ
- 作業 → 戦略
すべてつながっている。
もし今、
「忙しいのに儲からない」
と感じているなら、問題は努力ではない。
構造かもしれない。
そこを変えない限り、結果は変わらない。


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