企業分析を続けていると、自分の癖が少しずつ見えてくる。
最近もいくつかの企業分析についてフィードバックをいただいた。
ありがたいことに、高い評価をいただくことが増えてきた。
一方で、「まだここは伸ばせる」という課題も見えてきた。
今日は、その内容を整理してみたい。
私の強みは「会社の本質」を見つけること
以前は、その会社の強みを整理することが中心だった。
しかし最近は、一歩踏み込んで、
「この会社は、本当は何を提供している会社なのか」
を考えるようになった。
例えば、健康靴専門店であれば、
「靴を売る会社」
ではなく、
「足の悩みを解決する会社」
として捉える。
製造業であれば、
「製品を作る会社」
ではなく、
「地域課題を起点に新しい価値を生み出す会社」
として考える。
商品ではなく、本質的な価値を見る。
この視点は、自分の強みになりつつあると感じている。
ストーリーで企業を理解する
もう一つ評価いただいたのが、ストーリーの組み立て方だった。
過去にどんな苦労があったのか。
なぜ今の強みにたどり着いたのか。
そして、その強みをどう未来につなげるのか。
単なる会社紹介ではなく、一つの物語として整理できるようになってきた。
企業には必ず転換点がある。
その転換点を見つけることが、戦略を考える上でも重要だと思っている。
一方で、欲張り過ぎる癖もある
ただ、課題もはっきりしてきた。
一番多く指摘されるのは、
「盛り込み過ぎ」
である。
企画参画も入れたい。
データ活用も入れたい。
ストックビジネスも。
海外展開も。
プラットフォーム化も。
気付けば、全部入りになってしまう。
でも実際には、企業が本当に勝てる理由は、それほど多くない。
だからこそ、勝ち筋は思い切って絞る必要がある。
これは今後の大きな課題だ。
データは「集める」だけでは意味がない
もう一つ考えさせられたのは、データ活用である。
以前は、
「データを持っていること」
自体を強みとして考えていた。
しかし、本当に重要なのは、その先だった。
集めたデータをどう分類するのか。
どう標準化するのか。
どう利益につなげるのか。
例えば、
設計パターンを作る。
セミオーダー化する。
商品開発に活かす。
ここまで描けて初めて、データは経営資産になる。
この視点は、もっと磨いていきたい。
現場で動かせる戦略にする
最近、特に意識していることがある。
それは、
「現場が動かせるか」
という視点だ。
「データ活用率を上げよう。」
これでは現場は動けない。
それよりも、
「設計マスターを100件登録する。」
「足形データを全顧客から取得する。」
このように、誰が見ても分かる行動へ落とし込む。
戦略は、現場が動いて初めて成果になる。
だから、操作できる指標を考える力を、もっと鍛えたいと思っている。
まだ成長できる
企業分析を始めた頃は、
強みを整理するだけで精一杯だった。
そこから、
利益構造を考えるようになり、
KPIを設計するようになり、
DXとのつながりも考えるようになった。
少しずつではあるが、自分なりに成長している実感はある。
だからこそ、課題が見えることも嬉しい。
課題が見えるということは、次に伸ばすべき方向が見えているということだからだ。
まだ完成には程遠い。
でも、一歩ずつ前には進んでいる。
これからも100社、200社と分析を重ねながら、自分なりのコンサルティングの型を磨いていきたい。

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