私はこれまで、多くの中小企業の事例を分析してきた。
業種も規模もバラバラだ。
しかし分析を続ける中で、あることに気付いた。
成長している企業は、驚くほど似たような戦略を取っている。
もちろん例外はある。
ただ、大きく見ると、成長企業の戦略は7つのパターンに整理できる。
① 下請け脱却型
受託加工やOEMからスタートした企業が、企画・開発・設計へ進出するパターンである。
- 試作段階から参画
- 設計提案
- 開発支援
- コンサル型営業
目的は、価格決定権を持つことである。
② 用途特化型
「何でもやる」から、「特定用途に特化する」戦略である。
- 医療向け
- 介護向け
- 高級飲食店向け
- 発達障害者向け
顧客理解を深め、差別化を図る。
③ 川下進出型
卸や代理店依存から脱却し、顧客との直接接点を持つ戦略である。
- EC
- 直営店
- サロン
- 会員制度
④ 商品売りから体験売り型
モノ販売から体験提供へ移行する戦略である。
- ワークショップ
- イベント
- 教室
- ツアー
⑤ ストック化型
単発売切りから継続収益へ転換する。
- サブスク
- 保守契約
- 会員制
- 定期配送
⑥ 標準化・仕組み化型
属人化から脱却し、再現可能な組織をつくる戦略である。
⑦ プラットフォーム型
顧客やパートナーをつなぐ存在となり、ネットワーク効果を得る戦略である。
多くの成長企業は、この順番で進化する
短期:下請け脱却+用途特化
中期:川下進出+体験化
長期:ストック化+標準化
最終形:プラットフォーム化
経営者との対話では、
「御社は今、どの成長パターンにあり、次にどこを目指すべきか」
という視点が重要になる。

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