【DX・IT】DXが進まない本当の理由と、成功に必要な“本質的な視点”

DX・IT

「うちの会社、DXが全然進まない…」

「新規事業を考えても、なんだかピンとこない…」

こんな声を現場でよく耳にします。

でも、それは「社員がデジタルに弱いから」「技術が難しいから」ではありません。

実は、考え方とプロセスの問題であることが圧倒的に多いです。

この記事では、私自身の現場経験や多くの企業支援から見えた

「DX・新規事業を成功させるための本質的なポイント」をわかりやすくまとめます。

1.新規事業は「まずやってみる」ことから始まる

完璧な計画を作ろうとすると、止まります。

小さく試し、学び、改善する。この循環こそが成功を生む土台です。

2.業界分析では「企業」だけでなく“自治体・業界団体・規制”も見る

補助金、規制、協会、許認可など、業界の構造を動かすのは企業だけではありません。

ここを抑えると、一気に突破口が開くこともあります。

3.ターゲット設定に「共感」と「自社の意義」を入れ

「市場規模や成長性」だけでなく、また、

「20〜30代女性」など属性で切るだけでは弱いです。

・どんな感情を支えたいのか

・なぜ自社がやるのか

この視点があると、ストーリーに深みが出ます。

4.社内で整合が取れていても、お客様に伝わっていなければ意味がない」

「社内で共有・理解している」は「伝わっている」とは別物。

価値は伝えて初めて価値になります。

5.DXには“キャズム”がある

アーリーアダプターまでは届くけれど、そこで止まる…。

それはキャズム(大きな溝)があるから。

DXも新規事業も、ここを意識しないと広がりません。

6.価値には「機能的価値」と「情緒的価値」がある

機能だけでは競争に巻き込まれる。

情緒だけでは説得力がない。

この二つの掛け算が“刺さる価値”を生みます。

7.現場で聞き、見て、触れることで「身体知」が生まれる

机上の分析では本当の課題は見えません。

現場に行き、声を聞き、自分で試す。

この積み重ねが腹落ちした戦略になります。

8.UX発想で「体験」を設計する

UXとは体験の設計。

商品そのものではなく、使った瞬間に生まれる感情までを考えます。

ただし、情緒的価値は機能的価値があるからこそ成立します。

9.プロトタイプは「何を検証したいか」でレベルを変える

アイデア確認なら紙で十分。

操作性ならモック。

技術検証ならPoC。

プロトタイプは「作ること」が目的ではなく、「学ぶこと」が目的です。

10.価値訴求の“型”を覚えると、生成AIも使いこなせる

価値の伝え方には型があります。

「ベネフィット訴求」、「ストーリー訴求」、「社会課題訴求」など。

この型を理解していれば、「こういう書き方で」とAIにも指示できます。

11.今は“試せるツール”が無限にある

昔は「作れないからできない」だった。

今は「作れるのにやらない」ケースも多い。

ノーコード、AI、3Dプリンターなど

「まずやってみる」ハードルは劇的に下がっています。

DX成功の実践ステップ(私の整理)

1. 現場理解(身体知)

2. 提供価値を「機能+情緒」で定義

3. ターゲットを“共感軸”で設定

4. 小さく試して検証

5. 価値訴求の型で伝え方を整える

6. キャズムを越える戦略を設計

7. ツールやAIを適切に使う

結論:DXは「ITの話」ではない

DXの本質は「価値をどう生み出し、どう届けるか」の再設計です。

だからこそ、

・お客様を深く理解し

・自社の強みと意義を明確にし

・小さく動き、学び、改善する

この思考とプロセスがあれば、どんな会社でもDXは前に進みます。

最後に

DXも新規事業も“魔法”ではなく、“正しい考え方と進め方”があれば形にできます。

私自身、たくさんの企業を支援してきて「やはりここが本質だ」と強く感じています。

今後もこのブログでは、中小企業のリアルな成功事例とともに、

実践で使える考え方を発信していきます。

ぜひまた読みに来てください。

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