プロジェクトが炎上すると、現場は一気に疲弊する。
PMは毎日のように判断を迫られ、メンバーも終わりの見えない作業に追われる。
そんな状況で、責任者である自分は何をすべきなのか。
最近、そのことを何度も考えている。
現場から見れば、報告は「無駄」に見える
炎上している現場では、一分一秒が惜しい。
そんな中で、
「役員向けの報告資料を作ってください。」
「状況を整理してください。」
と言われると、現場はこう思う。
「そんな時間があるなら、課題を一つでも片付けたい。」
私も現場にいた頃は、まさにそう感じていた。
しかし、責任者の立場になると、見える景色が少し変わる。
現場だけでは解決できない問題もある。
経営層に現状を正しく伝え、必要な判断や支援を引き出すことも、責任者の大切な役割だからだ。
「何もしてくれない」と思われているのだろうか
責任者をしていると、ときどき考えることがある。
「部下からは、何もしてくれない人だと思われているのだろうか。」
「もっと現場で一緒に戦ってほしいと思われているのだろうか。」
でも、正直なところ、それは分からない。
相手が何を考えているかは、自分には見えない。
想像すればするほど、不安ばかりが膨らんでしまう。
だから最近は、その答えを探すことをやめようと思っている。
他人軸ではなく、自分軸で考える
以前の私は、
「どう評価されるだろう。」
「期待に応えられているだろうか。」
そんなことを気にしていた。
しかし、そればかり考えていると判断がぶれてしまう。
本当に考えるべきなのは、
「今、この立場の自分が何をすべきか。」
ということだけだ。
現場に入り、一緒に手を動かすべきときもある。
経営層と交渉しなければならないときもある。
関係部署との調整に時間を使うべきときもある。
役割は状況によって変わる。
だから、周囲からどう見られるかではなく、自分の役割を基準に判断したいと思う。
辛いときほど、目の前のことだけを見る
炎上していると、考えなくてもいいことまで考えてしまう。
「この先どうなるのだろう。」
「また問題が起きるのではないか。」
「周囲はどう思っているのだろう。」
そんなことを考えても、答えは出ない。
だから私は、意識的に思考を切り替えるようにしている。
今日やるべきことは何か。
今、この一時間で前に進められることは何か。
未来への不安より、目の前の一歩に集中する。
簡単ではない。
それでも、半ば強引にでも自分の意識を戻すようにしている。
おわりに
責任者という立場は、正解が見えない仕事だと思う。
何をしても評価されないこともある。
逆に、何もしていないように見えてしまうこともある。
でも、それを気にし続けても、自分ではどうにもできない。
だからこそ、最近はこう考えるようになった。
「他人の評価ではなく、自分の役割に集中しよう。」
辛いときほど、余計なことは考えない。
目の前の課題を一つずつ片付ける。
その積み重ねが、結果としてプロジェクトを前へ進め、自分自身も支えてくれるのだと思う。

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