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🔸信頼関係は「ギブアンドギブ」
仕事でもプライベートでも、新しい関係が始まるとき、
「どうすればこの人と信頼関係を築けるだろう…」と悩むことがあります。
• 初めてのお客様との打ち合わせ
• 新しい組織の長になったとき
• 異動先で初めてのメンバーと仕事をするとき
わたし自身、人との会話は得意なほうではありません。
それでも多くの現場を経験する中で、
「信頼関係はギブアンドギブで築くもの」
だと感じるようになりました。
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🔸信頼関係を築くためにやってきたこと
「ギブアンドギブ」というと少し大げさに聞こえるかもしれませんが、わたしがやっているのはとてもシンプルです。
1. 自分ができることをやる
相手が求めていることに対して、まずは「自分にできる範囲で」やってみる。
たとえ小さなことでも、誠意を持って行動することが大切です。
「できることをやる」
これを意識するだけで、相手の信頼感は大きく変わってくるような気がします。
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2. わからないときは「何ができるか」を聞く
「自分に何ができるんだろう…」と悩んだときは、思い切って相手に直接聞いてしまいます。
「私にできることはありますか?」
一見すると勇気がいる行動ですが、相手の期待やニーズを正しく理解することで、
ピント外れな努力をしなくて済みます。
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3. できないことは正直に伝える
信頼関係を壊す一番の原因は、「できないのに、できると言ってしまうこと」です。
無理なことは正直に伝え、要望を細かく分解し、例えばこう交渉します:
• 「この部分ならこう対応できますが、別料金でお願いできますか」
• 「この方法なら実現できるかもしれませんが、こういう条件になります」
100点満点ではなくても、妥協案を示すことで、お互いに納得できる着地点を見つけやすくなります。
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🔸実体験から学んだこと
わたし自身、過去に「最初は拒否反応を示していたお客様」や「なかなか心を開いてくれなかったメンバー」との間で、信頼関係を築けた経験があります。
それは特別なテクニックがあったからではなく、ただひたすら「自分にできることをやっただけ」でした。
相手の反応に過剰に期待せず、自分ができることに集中する。
結果として、その行動が相手の信頼につながっていきます。
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🔸「自分次第」と考えると楽になる
信頼関係というと、難しいイメージがあるかもしれません。
でもわたしは、こう考えるようになってから気持ちが楽になりました。
「結局は、自分がやれることをやるだけ」
• 相手に過剰な期待をしない
• コントロールできるのは自分の行動だけ
• だからこそ、精神的にも安定する
「信頼される人」になることを目指すより、「信頼を積み重ねる行動」を意識するほうが、ずっとシンプルで続けやすいと思います。
信頼関係づくりは、特別なスキルではなく小さな積み重ねです。
そして、それは「自分次第」でいくらでも変えられます。

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