先日、中小企業診断士一次試験の試験監督を務めた。
試験会場には、独特の空気が流れていた。
開始前の静けさ。
参考書を最後まで見返す人。
目を閉じて集中している人。
皆、それぞれの思いを抱えながら、この日のために積み重ねてきたのだろう。
その姿を見ていると、自分の悩みが少し小さく思えた。
真剣な姿は、人を動かす
仕事をしていると、トラブルや人間関係、将来への不安など、いろいろなことに気持ちを持っていかれる。
しかし、目の前で本気で挑戦している人を見ると、不思議と気持ちが切り替わる。
年齢も職業も違う。
それでも、「何かを成し遂げたい」という思いだけは共通している。
その真剣さには、人を前向きにする力があるのだと思う。
今の自分に足りないもの
ふと、自分を振り返った。
昔は資格試験でも仕事でも、目の前のことだけを考えて夢中になっていた時期があった。
今は経験も増えた反面、効率や結果ばかりを考えてしまうことがある。
もちろん経験は大切だ。
でも、それ以上に大切なのは、何かに夢中になれる姿勢なのかもしれない。
挑戦する気持ちは、年齢に関係ない
試験を受けていた人たちの中には、私と同年代と思われる方も少なくなかった。
仕事や家庭を抱えながら勉強を続けるのは、決して簡単ではない。
それでも挑戦を続ける姿は、本当に立派だと思った。
私自身も、最近は企業分析やデータ分析を毎日のように続けている。
まだ道半ばではあるが、こうして積み重ねられていること自体が、挑戦なのかもしれない。
試験監督をしながら、逆に受験生から大切なことを教えてもらった一日だった。
「何かに本気で取り組む姿勢だけは、いつまでも忘れたくない。」
そう思えたことが、この日の一番の収穫だった。

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