【事例】協栄産業:ゴミを資源に変えた20年の挑戦

成功事例

テレビ画面いっぱいに映る夢の島のゴミの山──。

その光景を見た瞬間、社長の中で火がつきました。

「環境ビジネスで未来を変える」。この決意がすべての始まりです。

当初はVHSテープの原料プラスチックで成長しましたが、プラザ合意による円高で製造は海外移転。需要は激減します。

さらに社長はがんを宣告され、「余命5年」と診断されます。

それでも社長は歩みを止めませんでした。

「今できることを全力で」。その信念が、会社を動かし続けたのです。

→この精神力と行動力は、強い経営者の重要な特性だと感じます。


🔸20年かけた「ボトルtoボトル」技術

協栄産業の象徴は、廃棄ペットボトルから新しいボトルを生み出す「ボトルtoボトル」技術。

20年にわたる挑戦の末、石油由来と変わらない品質を実現しました。

国内でもこの技術を持つ企業はごくわずかです

廃棄から粉砕、プリフォーム製造までを一貫生産できるシステムも構築し、工程を短縮。

結果としてCO2排出量も大幅に削減し、サントリーや大手アパレルメーカーからも高く評価されているそうです。

🔸気づき

協栄産業は、不屈の精神力と行動力を有する社長のリーダーシップで、“環境課題解決を利益を両立できている”数少ない企業だと感じました。

またこの技術は社会課題解決に直結しています。SNSや工場見学イベントで多く発信すれば、共感する企業や生活者が増え、新たな事業機会も広がるのかもしれません。

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