物売りからコト売りへ ― 購入後の体験を売る発想
最近知った面白い考え方を紹介します。
それは「お客さまが商品を買った後の体験まで含めて売る」という発想です。
🔸車を例にすると
車を買ったら、その後にはさまざまな体験が待っています。
旅行に行く、出張や通勤で使う、保険に入る、洗車する、整備する、そして買い替える…。
単なる「車」という物ではなく、こうした体験全体をパッケージ化するのです。
実際、カーシェアは「車を所有する」のでなく「車に乗る体験」を売るサービス。
まさに「コト売り」の好例でしょう。
🔸ドリルの穴の話とは少し違う
「ドリルを売るな、穴を売れ」という有名な話があります。
車を購入する目的が、「第二の自分の秘密基地にしたい」とか「どこかに自由に移動し生活の行動範囲を広げたい」ということだとして、その提供価値を意識して提案販売しようというものです。今回の例はそれに加え、穴を開けた後(車購入後)のライフサイクルまで発想を広げる点がユニークだと感じます。
🔸私の気づき
商品を売る瞬間ではなく、お客様のその後の行動を見渡すことが新しいビジネスの種になる。
「物売りからコト売りへ」という言葉を、より実感をもって理解できました。
あなたの業界でも、「購入後にどんな体験があるか?」を一度整理してみてはいかがでしょうか。新しいサービスのヒントが見つかるかも。。。
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