【事例】FSX|おしぼりを“おもてなし”に変えた老舗企業と、次の成長戦略

成功事例

メディアで仕入れた企業紹介です。

🔸「おしぼり=汚い」のイメージを覆す挑戦

FSXは、1967年創業のおしぼりレンタル企業です。

かつて異業種交流会で、経営者はこんな言葉を投げかけられたそうです。

「おしぼりって、汚れたものを洗って再販売するんでしょ?」

この言葉に深い悔しさを感じた経営者は、

「おしぼりにはおもてなしの価値がある」という信念を掲げ、

業界のイメージを変えるための挑戦を始めました。

🔸FSXの強み:おしぼりを「おもてなしの道具」に

おしぼり業界は長らく価格競争が激しい市場でしたが、

FSXはあえて「付加価値路線」を選択しました。

香り付きおしぼり

 → リラックス効果のある香りで“癒し”を演出

抗ウイルス機能

 → 衛生面での差別化に成功

単なる衛生用品ではなく、「お客様体験を豊かにするおもてなしツール」としてブランド価値を高めています。

🔸現状の取り組み:BtoB中心から新チャネルへ

FSXはこれまで飲食店やホテルなど法人向け(BtoB)が中心でしたが、

近年は海外展開通販サイトを通じて、新しい顧客層へのアプローチも始められているようです。

ただし、現状ではまだBtoBが中心であり、BtoC(一般消費者向け)展開は本格化してないのではと感じております。

🔸診断士としてのわたしの提案:おしぼり×サブスクで生活シーンに入り込む

ここからは、私の視点での提案です。

FSXが持つブランド力と技術を活かせば、BtoC領域でさらに面白い展開ができると感じます。

1. 生活シーンに合わせた高付加価値おしぼり

敏感肌向けのおしぼり → 肌が弱い方向けの安心素材

リラックス用おしぼり → 帰宅後の開放感を演出

化粧落とし用おしぼり → 女性向けに需要拡大が期待

・高級デザインおしぼり→包装や素材にこだわり、上質なイメージを強化

2. サブスク型サービスの導入

月額制で「高品質おしぼりセット」を自宅に届けるサービス。

「おしぼり=店舗」ではなく、

“おしぼり=日常の癒し” という新たな価値を創出できます。

3. DX活用で工程の効率化

BtoC領域を開拓するためには生産工程の効率化は必須ではないかと考えます。

• AIによる汚れ・異物の自動検知

• IoTでおしぼり使用量を可視化し、在庫管理を最適化

おしぼりは「ただの衛生用品」ではなく、「体験をデザインするツール」へと進化できるのではないかと考えます。

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